古代エジプトの「屈折ピラミッド」半世紀ぶりに公開へ

古代エジプトの「屈折ピラミッド」半世紀ぶりに公開へ
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古代エジプトのピラミッドで斜面の角度が途中から緩やかに変わる珍しいピラミッドがおよそ半世紀ぶりに一般に公開されることになり、新たな観光資源になると期待されています。
このピラミッドは首都カイロから40キロ南のダハシュールにあり、およそ4600年前の紀元前2600年ごろにつくられたとされています。

高さはおよそ30階建てのマンションに相当する100メートル余りで、通常のピラミッドと異なり、斜面の中間付近で角度が緩やかに変わることから「屈折ピラミッド」と呼ばれています。

1965年から調査などのため一般の立ち入りが禁止されてきましたが、このほど修復作業を終えて54年ぶりに一般に公開されることになり、13日、メディアなどに公開されました。

ピラミッドでは80メートルほどの狭い回廊を通って内部に入ると、新たに整備されたはしごでひつぎなどを安置した部屋にも上ることができ、内部の構造がわかるようになっています。またこの日はピラミッド近くの墓から見つかった保存状態のよい複数のミイラや石棺、それに木製のマスクなども公開されました。

エジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリー事務局長は「新たな観光名所となっていわゆる『アラブの春』の混乱の後、減少した観光客が戻って来てほしい」と話していて、新たな観光資源になると期待されています。