30年前沈没 旧ソビエト原潜から放射性物質漏れ確認

30年前沈没 旧ソビエト原潜から放射性物質漏れ確認
30年前にノルウェー沖で沈没した旧ソビエトの原子力潜水艦の調査が行われ、内部の海水から周辺よりも高い値で放射性物質が確認されました。ノルウェー当局は人体や魚への危険はないと説明していて、さらに詳しく調査しています。
旧ソビエト海軍の原子力潜水艦「コムソモレツ」は1989年にノルウェー沖で大規模な火災を起こして乗組員42人が死亡し、水深およそ1700メートルの海底に沈没しましたが、現在もそのままの状態で残されています。

ノルウェー当局は、遠隔操作できる機器を使ってコムソモレツの調査を行い10日、結果を公表しました。

それによりますと、内部に通じるダクトで採取した水を調べた結果、周辺の海水よりも高い値で放射性物質のセシウムが確認されたということです。最も高いものでは、周辺の海水の80万倍に上ったということで、セシウムが潜水艦の内部から漏れ出していると結論づけています。

調査結果に併せて公表された映像では、潜水艦が海底に横たわり、破損している部分も確認できます。

ノルウェー当局は、確認された放射性物質について、周辺海域よりは高いものの潜水艦のある場所が水深が深いことなどから「人間や魚への危険が出るほどではない」と説明していて、今後も引き続き調査をすることにしています。