拿捕したイランタンカー船長らを保釈 英領ジブラルタル当局

拿捕したイランタンカー船長らを保釈 英領ジブラルタル当局
地中海への入り口に当たるイギリス領ジブラルタルの沖合でイランのタンカーが拿捕(だほ)された問題で、ジブラルタルの当局はタンカーの船長ら4人を保釈したことを明らかにしました。ただ、タンカー自体については制裁違反の疑いがあるとして、引き続き留め置いて捜査しています。
ジブラルタルの当局は今月4日、EU=ヨーロッパ連合の制裁措置に反してシリアに原油を輸送しようとした疑いがあるとして、イラン産の原油を積んだ大型タンカーを拿捕しました。

そのうえで、船長や一等航海士など4人を逮捕するとともに、タンカーから文書や電子機器を押収するなどして詳しく調べていました。

これについてジブラルタルの警察は12日、タンカーの船長ら4人を保釈したと発表しました。

保釈された理由などは明らかにされていませんが、ジブラルタルの当局では、制裁違反の捜査のためタンカー自体については引き続き留め置いて捜査を続けるとしています。

今回の拿捕についてイランの外務省は「危険なゲームであり、重大な結果を招くことになる」などとして、強く反発しています。

イギリスとイランをめぐっては、イギリスが中東のホルムズ海峡で自国のタンカーがイランの船3隻に進路を妨害されたと主張し、現場付近の海域に新たな艦艇を派遣することにしていますが、イラン側は関与を否定し、両国の緊張が高まっています。