米財務長官「資金枯渇のおそれ」書簡 借金上限引き上げめぐり

米財務長官「資金枯渇のおそれ」書簡 借金上限引き上げめぐり
アメリカのムニューシン財務長官は、議会が政府の借金の上限を引き上げなければ9月はじめに資金が枯渇するとした書簡を野党・民主党のペロシ下院議長に送りました。借金の上限をめぐって再び与野党が対立するものと見られます。
アメリカでは財政の悪化に歯止めをかけるため、政府が国債を発行して借金ができる上限を議会が法律で定めています。

政府はことし3月に適用された新たな上限によって借金を増やせなくなったため臨時の措置で資金繰りを行っていて、上限が引き上がらなければ債務不履行に陥るおそれもあります。

これについてムニューシン財務長官が12日、野党・民主党のペロシ下院議長に書簡を送りました。

この中でムニューシン長官は「資金がどれだけもつか、正確に認識するのは不可能になっているが、9月はじめに資金が枯渇するおそれがある」と指摘しています。

そのうえで「議会には借金の上限の引き上げを要請する」として、早期の引き上げを求めています。

アメリカ政府の借金はトランプ大統領による大規模な減税や歳出の増加で22兆ドルを超えていて、上限の引き上げをめぐって再び与野党が対立するものと見られます。