ウィンブルドン 車いすの部 国枝が初の決勝進出

ウィンブルドン 車いすの部 国枝が初の決勝進出
テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権の車いすの部の男子シングルスで、世界ランキング1位の国枝慎吾選手がこの大会初の決勝に進みました。
ウィンブルドン選手権の車いすの部は、2016年にシングルスが導入され、ことしが4回目の開催です。

世界1位で35歳の国枝選手は、12日、男子シングルス準決勝で去年まで2連覇していたスウェーデンのステファン・オルソン選手と対戦しました。

国枝選手は第1セット、オルソン選手の低いバウンドのスライスショットに苦しめられ4ー6で落としましたが、第2セットは強打で徐々に相手を押し、球際の粘り強さも発揮して6ー2で奪い返しました。

最終の第3セットは国枝選手が5ゲーム連続で奪うなど主導権を渡さず6ー3で取り、セットカウント2対1で逆転勝ちしました。

国枝選手は車いすテニスの現行の四大大会シングルスで過去22回の優勝を誇りますが、ウィンブルドン選手権では初めて決勝に進みました。

国枝選手は四大大会すべてを制する「生涯グランドスラム」達成をかけ、14日に行われる決勝で世界2位のアルゼンチンのグスタボ・フェルナンデス選手と対戦します。

女子シングルスで世界2位の上地結衣選手は準決勝でオランダのアニーク・ファンコート選手に3ー6、4ー6のセットカウント0対2で敗れ、初の決勝進出はなりませんでした。

国枝「チャレンジャー精神で」

ウィンブルドン選手権、車いすの部の男子シングルスで初の決勝進出を果たした国枝慎吾選手は「決勝にたどりつくことがゴールではないが、初の決勝はそれだけでもうれしい。強敵に勝つことができ、すごく自信になる。第1セットを取られ、第2セットも先に相手にブレークされたが、自分のゲームプランだった『とにかく打ち込む』ということに賭けた」と振り返りました。

四大大会シングルスの全制覇がかかる決勝に向けては「目の前のポイントに集中したい。この大会はチャレンジャー精神で臨めている。自分のプレーをすれば勝ちがついてくるという気持ちでいきたい」と気を引き締めていました。