野生イノシシ 豚コレラに感染の疑い 長野県内で初

野生イノシシ 豚コレラに感染の疑い 長野県内で初
長野県は、木曽町で見つかった死んだ野生のイノシシが豚の伝染病である豚コレラに感染した疑いがある、と発表しました。国も検査を行う予定で、感染が確定した場合は県内では初めてとなり、養豚場などで消毒を行うことにしています。
長野県によりますと、野生イノシシの豚コレラへの感染がすでに確認されている岐阜県と隣接する木曽町で、今月8日にオスのイノシシが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査を行ったところ、12日、陽性反応が出たということです。

今後、国も検査を行い、結果は13日に判明する見込みで、感染が確認されれば野生のイノシシの豚コレラへの感染は、長野県内で初めてとなります。

豚コレラに感染した野生イノシシは、これまで愛知県や岐阜県で相次いで確認され、先月は三重県で、今月7日には福井県でも確認されました。

豚コレラは人には感染せず、食べても影響はないものの、豚やイノシシが感染すると熱などの症状が出て高い確率で死に至る伝染病です。

県は、すべての養豚農家などに異常がないか聞き取り調査を行うことにしています。

また感染が確認された場合は、死んだイノシシが発見された場所から半径10キロ圏内で捕獲された野生イノシシの検査を行うとともに、県内の養豚場などで消毒を実施することにしています。

長野県内では、ことし2月に宮田村の養豚場が愛知県から仕入れた豚が豚コレラに感染したことを受け、県などが野生のイノシシを介した感染拡大への警戒を強めています。