ハンセン病家族「謝罪の思いあるなら面会を」「苦しみ聞いて」

ハンセン病家族「謝罪の思いあるなら面会を」「苦しみ聞いて」
ハンセン病の元患者の家族が起こした集団訴訟で、政府が控訴しないことを正式に決定し、安倍総理大臣が反省やおわびを盛り込んだ談話を発表したことについて、原告の人たちからはさまざまな声が聞かれました。

原告団長「苦しみの断片でも分かって」

原告団の団長で、父親が鹿児島県の療養所に入所していた福岡市の林力さん(94)は「謝罪の思いがあるのであればきちんと面会をして文書で渡してほしかった。安倍総理大臣に面会できたら、自分が生きてきた苦しかった道のりの断片でも分かってもらいたいという切なる願いがある」と話しました。

「謝罪に胸なでおろしたが 首相は話聞いて」

幼いころに両親と姉2人が岡山県瀬戸内市の療養所に収容された黄光男さん(63)は「謝罪をしてくれたことと、原告以外の人たちも救済する制度ができるということで胸をなでおろしました。ただ本当の意味での謝罪の気持ちは伝わらなかった。総理に面会できたら、どのような人生被害があったかを語りたい。総理は自分の耳で聞いて心に留めてほしい」と訴えました。

「謝罪聞けただけでも良かったと思う」

両親が熊本県の療養所に入所していた鹿児島県奄美市の奥晴海さんは「裁判を起こした時は何の力もなく不安だったが、このままでは悔いを残すと思い裁判に立ち続けた。私たちが求めていた謝罪の言葉を聞けただけでもここまでやってきて良かったなと思う」と話していました。