韓国 相次ぎ米に高官派遣 輸出規制で理解求める 米は静観姿勢

韓国 相次ぎ米に高官派遣 輸出規制で理解求める 米は静観姿勢
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日本政府が韓国への輸出規制を厳しくしたことについて、反発する韓国政府は高官を相次いでアメリカに派遣し韓国側の主張への理解を求めていますが、アメリカ政府は踏み込んだ対応は避けています。
日本の措置に反発する韓国政府は政府高官を相次いでワシントンに派遣しました。

韓国外務省で通商協議を担当するキム・ヒサン(金希相)局長は、アメリカ国務省で日本と韓国を担当するナッパー次官補代理らに韓国側の懸念を伝えました。

キム局長は面会後、「アメリカにとって韓国も日本も重要な同盟国なので、非常に関心を持っている」と述べました。

また韓国のメディアによりますと、大統領府のキム・ヒョンジョン(金鉉宗)国家安保室第2次長もホワイトハウスのマルバニー首席補佐官代行やライトハイザー通商代表と面会したということです。

キム次長は記者団に「この問題で日米韓の高官協議を開催することに韓国とアメリカは前向きだ」と述べ、アメリカが仲介役を果たすことに期待を示しました。

一方、アメリカ国務省のオータガス報道官は11日の会見で「アメリカは日本と韓国との3か国の関係強化の追求のため、できることはすべて行う」と述べましたが、具体的な対応については言及せず、当面は推移を見守る構えです。

アメリカは韓国の高官との面会の詳しい内容を明らかにしておらず、日韓のどちらかに肩入れしていると受け取られないよう対応しているものとみられます。

北朝鮮も日本批判続ける

12日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は「日本の不当な輸出規制措置を断罪」という記事を掲載し、日本による半導体の原材料などの韓国への輸出規制を批判しました。

この中で、今回の措置を、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題での韓国への対抗措置だとしたうえで「ソウルでは、日本の輸出規制措置に抗議する反日デモが行われ、デモの参加者は日本の卑劣な行いを断罪した」としています。

そして、韓国では日本の商品の排斥運動が広がり、輸出規制の撤回を求める声があがっていると伝えています。

「労働新聞」は、10日も「過去の罪悪に対する賠償責任を逃れようとする、安倍一味の悪質な心があらわれている」として、安倍総理大臣を名指しで批判しており、日本への厳しい論調での報道を続けています。