ラグビーW杯へ 岩手 釜石の試合会場でテロ対応訓練

ラグビーW杯へ 岩手 釜石の試合会場でテロ対応訓練
ことし9月に開幕するラグビーワールドカップ日本大会を前に、試合会場の1つになっている岩手県釜石市のスタジアムでは、猛毒を使ったテロなどを想定した大規模な訓練が行われ、消防や警察などが有事の際の対応を確認しました。
訓練は、ラグビーワールドカップで2試合が予定されている「釜石鵜住居復興スタジアム」で行われ、消防や警察、それに県など54の機関からおよそ1000人が参加しました。
訓練は、猛毒のサリンがドローンで運ばれてスタジアムにまかれ、観客に大勢の死傷者が出たという想定などで行われました。
主催者から緊急事態が起きたことが会場に伝えられると、防護服を着た警察や消防が観客に「自力で歩けますか」などと声をかけて被害者の数を確認し、避難を促していました。
また、動けなくなった人を担架に乗せて運び、症状によって治療の優先度を決めるトリアージをしたり、サリンの除染を行う簡易テントに誘導したりして、一度に多くの人が被害を受けた場合の対応を確認していました。
ワールドカップでは多くの外国人が観戦に訪れることから訓練では消防隊員などが英語を使って説明する場面も見られました。
ラグビーワールドカップ組織委員会岩手・釜石地域支部の菊池学支部長は「様々な事案が発生することが予想されるので、観客の安全を大事にしながら楽しんで試合を観戦できる環境づくりに努めたい」話していました。