携帯料金「新規参入楽天の動向も見ながら」ドコモ社長

携帯料金「新規参入楽天の動向も見ながら」ドコモ社長
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携帯電話料金の新たなルールへの対応について、NTTドコモの吉澤和弘社長は新規参入する楽天の動向も見ながら見直しを検討する考えを示しました。
NTTドコモは国の方針にそって先月、通信料金と端末代金を分離し、通信料金を引き下げるプランを導入しました。

その後、総務省が通信料金の一層の引き下げに向けて、端末代金の割り引きの上限を2万円までとすることや、2年契約を途中で解約した時の違約金を1000円以下にするなどの新しいルールをことし秋から義務づけることになり、さらなる対応が必要になっています。

これについて、NTTドコモの吉澤社長はNHKのインタビューで「料金プランを何度も変えるのも利用者にとって複雑になる。楽天の動きも加味しながら料金や契約期間の決定は、できれば1回でやりたい」と述べ、ことし10月に新規参入する楽天の料金プランの内容なども見ながら具体的な見直しを進める考えを明らかにしました。

そのうえで端末の割り引きに上限が設けられることで、利用者にとってiPhoneなどの高価格帯の機種が求めにくくなるとして、中価格帯のスマホの取り扱いも充実させていく考えを示しました。

新規参入する楽天は契約の獲得に向けて9割という圧倒的なシェアを占める大手3社に対抗できる価格戦略を打ち出す方針です。

このため、楽天の料金プランがどこまで安いものになるかが、NTTドコモをはじめとする大手3社の料金戦略に影響を与えそうです。

5Gの端末は来年春から

一方、NTTドコモの吉澤社長は来年実用化される次世代の通信規格 5Gについて対応する端末を来年春には取り扱う考えを示しました。

5Gの展開について吉澤社長は「始めは駅や空港などでのスタートになるが、2020年度中には各都道府県に1か所は5Gのエリアにしようと思っている」と述べ、少なくとも1か所の基地局を各都道府県に設置し、早期に全国展開を行う考えを明らかにしました。

遅延が少ないことが大きな特徴の5Gの展開にあたっては遠隔医療や建設機械の遠隔操作など用途を明確にしている地域を優先していくということです。

そのうえで、消費者向けとして来年春には5Gに対応したスマホを数種類、販売を始めるために複数のメーカーと5G端末の販売交渉を進めているということです。