はやぶさ2 研究総主幹「大成功と言っていい」

はやぶさ2 研究総主幹「大成功と言っていい」
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「はやぶさ2」の着陸成功について、JAXAの久保田孝研究総主幹は11日午前11時半から会見を行いました。

「すべて予定通りに行い大成功と言っていい」

この中で、久保田研究総主幹は、「着陸は午前10時6分ごろと見られ、その時間から機体の温度が10度以上上がっていることがわかり、弾丸の発射が確認できた」と話し、「はやぶさ2」が小惑星内部の岩石を採取する世界初のミッションの着陸に成功したと説明しました。

そのうえで、「午前10時51分ごろ、津田プロジェクトマネージャから『成功』の宣言があった。探査機がタッチダウンの後に正常に上昇したことなど、すべて予定通りに行い、弾丸を撃つコマンドも出たことを確認した。すべてを行っているので『成功』で『大成功』と言っていいかなと思っています」と興奮気味に述べました。

「想定通りの完璧な着陸だった」

また、久保田孝研究総主幹は、「これまでの経験と技術が結びついて、『はやぶさ2』が完璧すぎるぐらい完璧にチームの思いを理解して動いてくれてびっくりした。スタッフ一同、最初に出た言葉は『すごい』だった。想定通りの完璧な着陸だった」と感想を語りました。

「かなり低い高度でいろいろなことをやった」

さらに、「今回は途中で空中に浮遊するホバリングを行ったあと、目印になるターゲットマーカーを確認して姿勢を制御しています。かなり低い高度でいろいろな事をやったという点では、1度目の着陸とかなり違っています。高精度の着陸を2度、別の場所で行ったことは世界で初めてで、『はやぶさ』をさらに進化させたのだと思っています」と、今回の着陸を評価しました。

「観測続けながら帰還の準備進める」

今後については、「いよいよ地球に帰還するためにメインエンジンを調整するなど準備をしていくことになる。また、今回着陸した場所を詳しく分析するために詳細な科学観測をする予定だ」と話し、今後も観測を続けながら帰還の準備を進めることを明らかにしました。