FRB 6月会合 利下げ必要性の指摘が増加

FRB 6月会合 利下げ必要性の指摘が増加
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、前回の会合の議事録を公表し、景気の先行きを懸念する出席者の間から早期の利下げの必要性を指摘する意見が増えていたことが分かりました。
アメリカの金融政策をめぐっては、トランプ大統領がおよそ10年ぶりとなる金利の引き下げを求めていますが、先月開かれたFRBの前回の会合のあとは、株式市場でも利下げへの観測が強まっています。

FRBは10日、前回の会合の議事録を公表し、この中では出席者の多くが景気の見通しをめぐって、米中の貿易摩擦などが設備投資や物価の上昇を鈍らせてきているとして「不確実性と下振れのリスクがここ数週間で大きく増加している」という認識を示しました。

そのうえで多くの出席者が「最近の動向が経済の重しになり続けるのであれば、近く金融緩和が正当化されることになる」という認識を示し、早期の利下げの必要性を指摘する意見が増えていたことが分かりました。

一方、一部の出席者からは「今の景気で利下げをすれば金融の不均衡を拡大させる」というリスクも指摘されています。

FRBのパウエル議長は同じ10日に開かれた議会下院の公聴会で、今月中に利下げに踏み切る可能性を示唆していて、次回のFRBの判断が注目されます。