NY株価 FRB今月利下げ示唆で最高値水準に

NY株価 FRB今月利下げ示唆で最高値水準に
10日のニューヨーク株式市場は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が今月、利下げに踏み切るとの見方が強まり、ダウ平均株価は、今月3日につけた最高値を一時、上回る水準となりました。
10日のニューヨーク株式市場は、注目されていたFRBのパウエル議長の議会下院の公聴会の証言から、今月利下げに踏み切るという見方が強まり、ダウ平均株価は一時、今月3日につけた最高値を上回る2万6983ドル45セントまで上昇しました。

その後は売り注文も出て、ダウ平均株価の終値は前の日に比べて76ドル71セント高い2万6860ドル20セントでした。

市場関係者は、「先週の雇用統計を受けてパウエル議長が利下げへの期待を後退させるかどうかやや警戒されていたが、利下げに前向きな発言が出たことで市場に安心感が広がった。今月の利下げ決定はほぼ織り込み、利下げの幅に注目が集まりそうだ」と話しています。
10日のニューヨーク株式市場は、日本時間の午後10時半に取り引きが始まりました。

この日、FRBのパウエル議長は議会下院の公聴会で証言を行い、市場では、利下げについてどのような認識を示すか注目が集まっていましたが、証言に先立って発表された声明を受け、今月の利下げを示唆したと受け止められました。

声明の中でパウエル議長は「貿易摩擦と世界経済への懸念が景気見通しの重しになっている」とした上で、「アメリカ経済の拡大を維持するため、適切な行動をとる」と述べています。

市場関係者は、「利下げへの期待は、一時後退していたが、今回の声明で、今月の利下げ決定を、市場はほぼ織り込みつつある」と話しています。