H.I.S. がホテル事業「ユニゾ」に株式の公開買い付けへ

H.I.S. がホテル事業「ユニゾ」に株式の公開買い付けへ
大手旅行会社エイチ・アイ・エスは、ホテル事業を展開するユニゾホールディングスに対してTOB=株式の公開買い付けを行うことを明らかにしました。提携協議の申し入れにユニゾ側が応じなかったということで、敵対的TOBに発展する可能性があります。
発表によりますと、エイチ・アイ・エスは、全国でホテル事業を展開するユニゾホールディングスに対して11日から株式の公開買い付けを行い、保有比率を現在の4.52%から最大で45%に引き上げることを目指すとしています。

エイチ・アイ・エスは株式の公開買い付けに最大で427億円を投じる方針で、成立すれば株主総会で経営の重要事項について事実上の拒否権を持つことになります。

旅行事業が主力のエイチ・アイ・エスは今後、ホテル事業にも力を入れる方針で、全国で26棟のホテルを展開するユニゾホールディングスの株式を買い増すことでホテルを運営するノウハウを共有するなどして、双方の企業価値を高めたいとしています。

エイチ・アイ・エスによりますと、ユニゾ側に業務提携の協議を申し入れていましたが回答がなく、その理由も示されなかったため、株式の公開買い付けに踏み切ることにしたとしていて、今後、敵対的TOBに発展する可能性もあります。

H.I.S.澤田社長「世界的なホテルグループ目指す」

エイチ・アイ・エスの澤田秀雄社長は記者会見で、ねらいについて「われわれはホテルを100棟にしようと考えていて、まずは国内のホテルチェーンの10位以内に入り、ホテル展開の速度をあげて将来的には世界的なホテルグループにしたい」と述べました。

敵対的TOBに発展する可能性があるのではないかという質問に対しては「株主や働いている方々が将来喜んでいただけると思っている。今回の提携でわれわれのグループもよくなると思っていて、そういう意味で敵対的ではないと思っている」と述べました。