「警察の対応ずさん」ファンに刺され大けがの女性が提訴 東京

「警察の対応ずさん」ファンに刺され大けがの女性が提訴 東京
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3年前、東京 小金井市のライブ会場でファンの男にナイフで刺され大けがをした女性が、事件の前に警察にストーカー被害を相談したのに警備してもらえなかったとして、賠償を求める訴えを起こしました。
3年前の平成28年、当時大学生で音楽活動をしていた冨田真由さんは、小金井市のライブ会場の前でファンの男にナイフで刺され一時意識不明の重体となるなど大けがをし、岩崎友宏受刑者(30)が殺人未遂などの罪で懲役14年6か月の判決が確定しています。

冨田さんと代理人の弁護士は10日、東京地方裁判所に訴えを起こしたあと会見を開きました。

それによりますと、事件の前に冨田さんが警視庁武蔵野警察署に被害を相談したのにストーカー相談として受理されず、ライブへの出演では警備すると言われたのにしてもらえないなど、警察の対応が不十分だったなどとして、東京都や所属していた事務所などに対し7600万円の賠償を求めています。

事件のあと警視庁は対応に不備があったことを認め、陳謝していました。

冨田さんが会見に臨むのは事件のあと初めてで「当時、私の事件を知って心配し、心から生きることを願ってくださった方々に感謝を伝えたい。心強いことばや温かい支援にとても救われました」と述べました。

また手記も公表し「警察の対応のずさんさが明らかにされることで、ストーカーに対する対応が変わってほしい。この裁判が今後起きるかもしれない事件を1つでも防ぎ、1人でも多くの人が救われるきっかけになることを信じて戦っていきたい」としています。

警視庁「コメントできません」

訴えについて警視庁の島貫匡訟務課長は「訴状が届いていないのでコメントできません」としています。