いじめ問題で率先して指導を 岐阜市教委が全校長に指示

いじめ問題で率先して指導を 岐阜市教委が全校長に指示
今月、岐阜市の中学3年の男子生徒がマンションから転落して死亡し、自宅からいじめを示唆するメモが見つかった問題を受けて、岐阜市教育委員会は10日、すべての市立学校の校長を集めて緊急の会議を開き、校長が率先していじめ問題の指導にあたるよう指示しました。
今月3日、岐阜市のマンションの駐車場で中学3年の男子生徒が転落しているのが見つかってその後死亡し、警察は飛び降り自殺を図った可能性があると見て調べています。

市教育委員会は10日、市立の小学校と中学校、高校、それに特別支援学校の、およそ70校の校長を集めて緊急の会議を開き、初めに全員で黙とうをささげました。

この後、今回のような問題を防ぐにはどうすればよいか意見を出し合い、校長たちは「子どもたちとの信頼関係の構築に力を入れていきたい」とか、「生徒指導が苦手な教員を教員どうしでサポートできるようにしたい」などと発言していました。

これに対し岐阜市の早川三根夫教育長は「今回の問題は何度も救うチャンスがあった。校長がみずから動かなければ組織的な対応はできない。今こそ校長の指導力を発揮してほしい」と述べて、校長が率先していじめ問題の指導にあたるよう指示しました。

また、10日の会議で市教育委員会は今年度、各学校が児童や生徒に対して行ったいじめを早期に発見するためのアンケートの回答を改めて精査し、結果を報告するよう指示しました。

岐阜市の早川教育長は「抽象的なことばではなく最前線に立って」

会議の後、岐阜市の早川三根夫教育長は「校長には、『連携』や『情報共有』など抽象的なことばに頼るのではなく、みずからが最前線に立って問題の解決にあたってもらいたい」と話していました。

会議に出席した中学校の校長「自分が前面に立つ」

会議に出席した中学校の校長は「同じような問題が起きないよう帰ったら打ち合わせを行って、いじめへの対応の体制を見直したい」と話していました。

また、小学校の校長は「いじめはどこでも起こりうるので対応をきちっとしなければいけないと思った。自分が前面に立ち中心となって取り組みたい」と話していました。