なぜ内部の岩石をねらうのか

なぜ内部の岩石をねらうのか
小惑星には地球のような大気や磁場がないため、太陽から放出される粒子や宇宙を飛び交う放射線、また微小な隕石の衝突などに直接さらされています。
このため地表にある岩石には、鉄の微粒子ができるなどの変質が進む可能性が指摘されています。これは「宇宙風化」と呼ばれるものです。
しかし小惑星の内部は、この「宇宙風化」の影響が少なく、太陽系が出来たころの“新鮮な”状態をよりとどめていると考えられてることから、水や有機物の確認や太陽系誕生の謎の解明が期待されます。
JAXAは、クレーターを人工的につくって内部を露出させ、上空から赤外線などで岩石の組成を調べてきたほか、着陸して噴き出した内部の岩石を採取して地球にもちかえり、詳しく分析する計画です。