雅楽の演奏家 芝祐靖さん死去 長野五輪の開会式でも演奏

雅楽の演奏家 芝祐靖さん死去 長野五輪の開会式でも演奏
雅楽の演奏家、作曲家として雅楽の魅力を国内外に発信してきた文化勲章受章者の芝祐靖さんが今月5日、悪性リンパ腫のため東京都内の自宅で亡くなりました。83歳でした。
芝祐靖さんは東京都出身で800年以上の歴史を持つ雅楽の家に生まれ、幼い頃から雅楽の演奏を学び20歳の時に宮内庁式部職楽部の楽師となりました。

音楽に対する鋭い感性と高い演奏技術で特に「竜笛」などの横笛の名手として高い評価を受け、平成10年に行われた長野オリンピックの開会式では「君が代」を演奏しました。

作曲家としても活躍し、昭和34年には皇太子時代の上皇さまのご結婚を祝ってオーケストラによる「御成婚祝典序曲」を作曲しました。

昭和59年、48歳で宮内庁を退官するとその翌年に雅楽演奏グループ、「伶楽舎」を創設して精力的に活動を続けてきました。

また正倉院に収められた楽器の復元や失われてしまった曲の復元にも取り組んだほか、東京藝術大学で教べんを取るなど後進の育成にも力を注ぎました。

こうした功績が認められ平成23年に文化功労者に選ばれたほか、平成29年には文化勲章を受章しています。

芝さんは最近まで演奏などの活動を続けていましたが所属事務所によりますと今月5日、悪性リンパ腫のため東京の自宅で83歳で亡くなったということです。