愛知 豊橋 小学校の運動部 活動廃止へ 教員の働き方改革などで

愛知 豊橋 小学校の運動部 活動廃止へ 教員の働き方改革などで
愛知県豊橋市は教員の働き方改革を進めるとともに児童の学力向上をはかるため、小学校の運動部の活動を来年度末までにすべて廃止することを決めました。
豊橋市によりますと、市立の52の小学校では、主に5年生と6年生の児童を対象に陸上や水泳、バスケットボールなどの運動部が設けられ、放課後などを利用して年間60日ほど練習しています。

しかし新年度から小学校で英語や道徳の科目が加わり、教員の準備が必要なことに加え、教員の働き方改革も進める必要があるとして、今年度末で水泳を、来年度末で陸上やバスケットボールなどすべての運動部の活動を廃止することを決めました。

豊橋市は文化部についても今後、廃止に向けた検討をするとしていて、空いた時間については、学力が十分でない子どものための補習や教育相談に充てるなどして、児童の学力向上をはかるとしています。

豊橋市教育委員会の山西正泰教育長は「1人の子どもも学習から取り残したくない。学校に行きたくない子どもを出さないためだ」と話しています。

公立の小学校の部活動をめぐり、愛知県内では名古屋市が来年度末に、蒲郡市が再来年度末にそれぞれ廃止することを決めています。

専門家「学校は本来取り組むべき教育に専念を」

これについて、学校の部活動に詳しく、「ブラック部活動」などの著書でも知られる名古屋大学大学院の内田良准教授は「小学校では、英語やプログラミング学習などが加わって教員の繁忙感は高まっていくことが予想される。小学校の部活動は学習指導要領にも記載されておらず、そもそもやる必要のない部活動を取りやめる今回の取り組みは評価したい。地域に任せるものは任せ、学校が本来、取り組むべき教育に専念してほしい」と話しています。