戦闘続くリビア 4月以降の死者1000人超に WHO発表

国が東西に分裂して戦闘が続く北アフリカのリビアで、首都をめぐる攻防が激しくなったことし4月以降の死者が1000人を超えたと、WHO=世界保健機関が発表しました。国連は即時の停戦を求めていますが、実現の見通しは立っていません。
リビアでは、8年前に独裁政権が崩壊したあと国が分裂した状態が続いていて、4月初めから軍人のハフタル氏が率いる東部の軍事組織が西部の暫定政府のある首都トリポリを目指して進軍し、2つの勢力の間で戦闘が激しくなっています。

現地で医療支援を行うWHO=世界保健機関は9日、およそ3か月の戦闘で市民106人を含む1048人が死亡したと発表しました。

トリポリ郊外では今月、ヨーロッパを目指そうとアフリカなどからリビアに来た移民や難民の収容施設が爆撃を受け、53人が巻き込まれて死亡したばかりです。

また一連の戦闘で家を追われた人の数も、これまでに10万5000人に上っているということで、国連は速やかに戦闘を停止するよう求めています。

しかし首都トリポリやその周辺では、一進一退の戦闘が続いていて停戦が実現する見通しは立っていません。