サウジ皇太子と米大統領の握手に不快感 国連特別報告者

サウジ皇太子と米大統領の握手に不快感 国連特別報告者
トルコにあるサウジアラビア総領事館でジャーナリストが殺害された事件を調査した国連のカラマール特別報告者は、大阪で行われたG20サミットでアメリカのトランプ大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子と握手を交わしたことに不快感を示し、各国がサウジアラビアに真相の究明を迫るよう求めました。
これはイギリスのロンドンで9日に開かれた事件についてのシンポジウムで、カラマール氏が述べたものです。

カラマール氏は国連の特別報告者として、サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が去年トルコで殺害された事件を調査し、ムハンマド皇太子を含むサウジアラビアの政府高官が事件に関与した証拠があるとする調査結果を、先月発表しています。

シンポジウムでカラマール氏は、大阪で行われたG20サミットでアメリカのトランプ大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子と握手を交わしたことについて、「歓迎できない」と述べて不快感を示しました。

そして、事件に関わったとして11人を起訴した検察官との面談をサウジアラビア政府に要請したものの、国内問題だなどとして断られたことを明らかにし、各国がサウジアラビアに真相の究明を迫るよう求めました。

サウジアラビア政府はカラマール氏の調査について、「根拠のない主張が含まれており、信頼性に疑問がある」などと反発しています。