トランプ大統領が警告「イランは気をつけたほうがいい」

トランプ大統領が警告「イランは気をつけたほうがいい」
イランが核合意で決められたウラン濃縮度の制限を上回ったことを受けて、アメリカのトランプ大統領は「イランは今、多くの悪いことをしている。十分に気をつけた方がいい」と述べ、警告しました。
イランは、核合意で約束された経済的な利益が得られていないとしてウランの濃縮度の引き上げに踏み切ると発表し、IAEA=国際原子力機関も8日、濃縮度が核合意で制限された基準の3.67%を上回ったことを確認したとしています。

これを受けてトランプ大統領は9日、ホワイトハウスで記者団に「何が起きるか見てみよう。イランは今、多くの悪いことをしている。十分に気をつけた方がいい」と述べ、警告しました。

こうした中、アメリカ財務省は、イランが支援し、レバノンで活動する、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」に対する新たな制裁を発表しました。

制裁ではヒズボラの幹部で、レバノン議会の議員を含む3人が、イランからの指示で金融機関への脅迫や密輸などに関わっていたとして、制裁対象に加えたということです。

さらにトランプ政権の高官は、イランのザリーフ外相を対象とした制裁も検討していると明らかにしました。

イランがウラン濃縮度の引き上げに踏み切ったことで、トランプ政権としては、イランへの圧力を一層強めるとともに、ヨーロッパなどに対しても国際包囲網を狭めるよう求めるものとみられ、これに反発するイランとの間で対立は一層深まることが予想されます。