米実業家 ロス・ペロー氏死去 27年前の大統領選で旋風

米実業家 ロス・ペロー氏死去 27年前の大統領選で旋風
27年前のアメリカ大統領選挙で、共和党や民主党以外の候補としては異例に高い支持を集め旋風を巻き起こしたロス・ペロー氏が、9日亡くなりました。89歳でした。
ペロー氏は、データ関連の事業を起こして成功した実業家で、1992年の大統領選挙では、みずからの資産をもとに無所属で立候補し、一時は支持率でトップに立つなど旋風を巻き起こしました。

最終的には、民主党のビル・クリントン候補が勝利しましたが、ペロー氏は、無所属の候補としては異例のおよそ19%の票を獲得し、既成の政党に対する国民の不満の高まりを象徴しました。

ペロー氏はその後、改革党という新しい政党を立ち上げて再び4年後の大統領選挙に挑むなど、二大政党制の枠を超えた政治活動を続けました。

ペロー氏は大統領選挙に立候補する前から愛国的な行動派としても知られ、ベトナム戦争で捕虜となったアメリカ兵の待遇改善を求めてチャーター機で現地に医薬品を送り込む活動を行いました。

さらに40年前のイラン革命の際には、現地で拘束された自分の会社の従業員を助けるため、アメリカ軍の特殊部隊出身者を雇って救出作戦を実行し、それを題材にしたノンフィクションはベストセラーとなりました。

ペロー氏は白血病と診断されて闘病生活を送っていましたが9日、南部テキサス州の自宅で家族に見守られながら亡くなったということです。