高浜原発 津波対策めぐり国の審査に再申請へ 関西電力

高浜原発 津波対策めぐり国の審査に再申請へ 関西電力
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福井県にある高浜原子力発電所の津波対策をめぐり、関西電力は、津波警報の発表が難しいとされる海底地滑りなどで発生する津波へ対応が必要と判断し、ことし9月までに国の審査に再申請をすることを決めました。
高浜原発は構造上、冷却用の海水を取り込む水路の取水口が海面付近にある特殊な形をしているため、地震で津波警報が出たときには水路に取り付けた防潮ゲートを閉めて津波の流入を防ぐ対応をまとめ、3号機と4号機が原子力規制委員会の審査に合格し、再稼働しています。

しかし、日本海の隠岐トラフ付近の海底で地滑りが起きて、これが原因で津波が発生した場合は、地震と違って津波警報の発表が難しいことが分かり、規制委員会は関西電力に対応の再検討を求めていました。

これに対して関西電力は、ことし9月までに審査に再申請をすることを決め、今週規制委員会に伝えました。

関西電力は原発の潮位計を使い、引き潮で10分以内に1メートル以上の水位低下が起こるなどの条件を示し、こうした場合は津波警報の発表がなくても防潮ゲートを閉める対応をまとめ、すでに運用を開始したということです。

規制委員会では関西電力からの再申請を受けて、こうした対応で津波への備えが十分か改めて審査をする方針です。

一方、高浜原発以外の原発について規制委員会は取水口の構造などから追加の対応は必要ないとしています。