東郷証券元役員らを刑事告発 証券取引等監視委員会

東郷証券元役員らを刑事告発 証券取引等監視委員会
「東郷証券」のFX取り引きをめぐる損失補填(ほてん)事件で、証券取引等監視委員会は、プロ野球・巨人の投手だった元役員ら3人と、法人としての「東郷証券」を金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に刑事告発しました。
東京・港区にある「東郷証券」の元役員でプロ野球・巨人の元投手の林泰宏容疑者(58)や、元顧問の上村昌也容疑者(37)らは、先月、FX取り引きで損失を出した顧客の損失補填を行った疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

証券取引等監視委員会によりますと、林元役員は3年前からことしにかけて、8人の顧客に対し合わせて6900万円分の損失補填を行っていた疑いがあるということで、監視委員会は9日林元役員と上村元顧問ら3人と、法人としての「東郷証券」を金融商品取引法違反の疑いで特捜部に刑事告発しました。

関係者によりますと、林元役員らは一部の顧客にFX取り引きのリスクを十分説明しないまま営業活動を行い、損失が出て苦情を申し立てた顧客に対し損失補填を行っていた疑いがあるということで、特捜部は告発を受けて、勾留期限の10日にも林元役員らを起訴するものとみられます。

また林元役員が実質的に経営する大阪の商品先物取引会社「さくらインベスト」が、外注費を水増しするなどして数億円の所得を隠していた疑いもあるということで、特捜部は脱税の疑いでも捜査を進めているものとみられます。