イネ害虫「ツマジロクサヨトウ」 鹿児島で見つかる 緊急調査へ

イネ害虫「ツマジロクサヨトウ」 鹿児島で見つかる 緊急調査へ
トウモロコシやイネの害虫として国内への侵入が懸念されていた「ツマジロクサヨトウ」という「が」の仲間が、鹿児島県の16の市と町で見つかり、農林水産省は九州全域を対象に緊急の調査を実施することになりました。
「ツマジロクサヨトウ」は体長4センチほどのがの一種で、幼虫はトウモロコシやイネ、それにナス科の野菜などの葉や茎などを食べる害虫として知られていて、アメリカ大陸から東アジアやアフリカに生息域を広げているため、国内への侵入が懸念されていました。

農林水産省によりますと、今月、鹿児島県南九州市でツマジロクサヨトウの幼虫がトウモロコシの畑で国内では初めて確認され、さらに調べたところ鹿児島県の枕崎市や日置市など合わせて16の市と町で、幼虫が確認されたということです。

農林水産省は自治体と協力して、九州全域を対象に緊急調査を実施するほか、本州でも順次、調査を行うとともに、殺虫剤の費用を補助するなどして駆除に力を入れることにしています。

ツマジロクサヨトウは、成虫になると一晩で最大数百キロ飛ぶという報告があるなど、高い飛行能力を持っているとされています。

農林水産省植物防疫課は「海外では大きな被害が出ている地域もあると聞いていて、殺虫剤を適切に使って駆除を徹底したい」と話しています。