イラン ウラン濃縮活動基準上回る IAEAが確認

イラン ウラン濃縮活動基準上回る IAEAが確認
k10011987241_201907091214_201907091215.mp4
イランのウラン濃縮活動について、IAEA=国際原子力機関は、濃縮度が核合意で制限された基準を上回ったことを確認したと発表しました。核合意の履行を監視する国際機関が正式に確認したことを受けて、各国は一層の対応を迫られることになります。
イランは、核合意で約束されていた経済的な利益がアメリカの制裁によって得られていないとして、ウランの濃縮度の引き上げに踏み切り、8日、核合意で制限されていた基準の3.67%を上回り、4.5%以上に達したとしています。

これについて、合意の履行状況を監視しているIAEA=国際原子力機関は、8日、イランに派遣している査察官がウランの濃縮度が核合意で制限された基準の3.67%を上回ったことを確認したと発表しました。

イランが合意で決められた制限を超えるウラン濃縮を行っていることを、第三者である国際機関が正式に確認したのは初めてです。

一方、ニューヨークの国連本部では、ハク副報道官が8日に行った定例会見で、「核合意で決めた制限を上回る活動が確認されれば、合意は維持できず、イランの人たちの経済的な利益も保障できない」と述べて、イランに合意を順守するよう改めて要請しました。

事態を受けて、IAEAは、10日に臨時の理事会を開くことにしていて、各国はイランに対する一層の対応を迫られることになります。