冷蔵庫に女子大学生の遺体 母親「夫は最近 暗い様子だった」

冷蔵庫に女子大学生の遺体 母親「夫は最近 暗い様子だった」
東京 荒川区の和菓子店の業務用冷蔵庫の中から18歳の女子大学生の遺体が見つかった事件で、女子大学生の母親が「夫は最近、暗い様子だった」と話していることが警視庁への取材で分かりました。女子大学生は首を絞められたことによる窒息の疑いがあり、父親はその後自殺を図っていて、警視庁は2人の間でどのようなトラブルがあったのか調べています。
東京荒川区東尾久の和菓子店の業務用冷蔵庫の中から7日未明、この店を経営する家族の娘で大学1年生の木津いぶきさん(18)の遺体が見つかり、その後、43歳の父親がさいたま市内の河川敷で自殺しているのが発見されました。

父親は事件前日、「店内で娘を切った。自分も死ぬ」などと家族に言い残していなくなり自殺を図ったことが分かっていますが、その後の調べで女子大学生の母親が「夫は最近、暗い様子だった」と話していることが警視庁への取材で分かりました。

また警視庁がいぶきさんの遺体を詳しく調べたところ、首を絞められたことによる窒息の疑いがあることがわかりました。

これまでの調べで2人の携帯電話は見つかっておらず、父親が処分したとみられ警視庁は2人の間でどのようなトラブルがあったのか詳しいいきさつを調べています。

いぶきさん同級生「頭よくてクールな性格」

いぶきさんは、父親、母親、弟の合わせて4人で暮らしていました。

地元の人たちによりますと、幼いころは荒川区内のバレエスクールに通い、地元の小学校を卒業したあと私立の中学校と高校に進学し、現在は県立大学に通っていたということです。

小学校で同級生だったという女性は「親しい友達から『いぶちゃん』とか『いぶ』と呼ばれ、勉強熱心で頭がよく、クールな性格でした。小学校高学年からは偏差値の高い中学校に入るため学校を休んで塾に通っていました。よい大学にも入って、これからやりたいこともいっぱいあっただろうに、とてもかわいそうです」と話していました。

現場近くに住む77歳男性は「家族とは10年以上のつきあいがありますが、父親は本当に優しい人でした。特にトラブルはなく、最近変わった様子もありませんでしたが、6日の夕方、父親を見かけた時には元気がなさそうで、声をかけましたが何も返事がなかったので、どうしたんだろうと思っていました」と話していました。

父親と娘の関係については「娘さんは私を見かけると声をかけてくれるいい子でした。習字を長く習っていたようで、父親は『娘は字を書くのがうまい』と自慢そうに話していたのを覚えています。本当に親子は仲がよく父親は娘を溺愛していたので、なぜ事件が起きたのか驚いています」と話していました。

警視庁によりますと、いぶきさんは6日は昼すぎにアルバイトに出勤する予定があり、朝に家を出ましたが、アルバイト先には出勤しなかったということです。

午後7時すぎ、心配した母親がいぶきさんに電話したところ、電源が入っておらず、7日未明、業務用冷蔵庫の中から遺体で見つかりました。