鹿児島県内での大雨の農業被害7億4500万円に

鹿児島県内での大雨の農業被害7億4500万円に
先月下旬からの記録的な大雨で鹿児島県内では農業関連の被害も相次ぎ、県のまとめによりますと被害額はおよそ7億4500万円に上っています。
先月28日からの大雨で鹿児島県内では土砂災害が相次ぎ、8日までに67件の崖崩れが報告されています。

また、堤防が決壊するなどして12の河川で氾濫が確認されています。

さらに県が農業関連の被害を調べたところ、8日現在で被害額は合わせておよそ7億4500万円に上っていることがわかったということです。

このうち主なものは農道や農地などの被害がおよそ6億4700万円、農作物の被害がおよそ6400万円などとなっています。

農作物の被害では水稲がおよそ5500万円で、ほとんどを占めています。

薩摩川内市祁答院町の山あいにある市来秀昭さん(68)の広さ10アールほどの水田では、近くを流れる中武川があふれて土砂などが流れ込みました。

市来さんによりますと先月20日ごろにヒノヒカリの田植えを行ったばかりでしたが、ことしの稲作を続けるのは難しい状態だということです。

市来さんは「想定外で、諦めるしかありません。行政にお願いしながら元の水田に戻るよう復旧を進めたい」と話していました。

鹿児島県は詳しい被害状況の把握を進めるとともに、被害を受けた農家への支援についても今後、検討していきたいとしています。