「国家の安全名目の保護主義に反対」中国副主席 米をけん制

「国家の安全名目の保護主義に反対」中国副主席 米をけん制
アメリカと中国の貿易摩擦が続く中、中国の王岐山国家副主席は自国の市場開放を進めていくとアピールした一方「国家の安全を名目にした保護主義に反対する」と述べ、中国からの輸入品に対し関税の上乗せを続けているアメリカを改めてけん制しました。
中国の北京では8日、各国の学者や外交関係者が集まって安全保障問題などについて話し合う「世界平和フォーラム」が始まりました。

開幕にあたり王岐山国家副主席が演説し、保護主義的な政策を進めるアメリカを念頭に「われわれは揺らぐことなく経済のグローバル化を進め、より公正で安定した国際秩序を作る必要がある」と強調しました。

そのうえで「中国は市場の開放を続けてグローバル経済の潮流に乗り、各国とウィンウィンの関係を求めていく」とアピールしました。

一方、王副主席は「高い水準の開放的な世界経済を作り上げるべきで、国家の安全を名目にした保護主義に反対する」と述べ、中国からの幅広い輸入品に対し関税の上乗せを続けているアメリカを改めててけん制しました。

先月のG20大阪サミットに合わせて行われた米中首脳会談では、こう着状態にあった貿易交渉を再開することで合意しましたが、中国はアメリカと協調する姿勢を見せながらも、一方的な妥協はしない考えを示しています。