津波被災の小学校を「震災遺構」に 工事開始 宮城

津波被災の小学校を「震災遺構」に 工事開始 宮城
東日本大震災で津波の被害を受け、震災遺構として保存される宮城県山元町の旧中浜小学校で、公開に向けて建物を整備する工事が8日から始まりました。
宮城県山元町の旧中浜小学校は津波で校舎が2階の天井近くまで浸水しましたが、児童や教職員など90人は屋上に避難し、一夜を過ごしたあと救助されました。

町は、旧中浜小学校を震災の記憶や教訓を伝える震災遺構として保存することを決めていて、来年の公開に向けて建物を整備する工事が始まりました。

8日は囲いや事務所を設置する作業が行われ、作業員がクレーン車を使って機材を運んだり、専用の機械で囲いのくいを打ったりしていました。

今後は通路などを整備して、ほぼ被害を受けたままとなっている内部の状況を安全に見られるように補修工事を行うほか、当時の児童や教職員の行動などについて、動画で紹介することができる機器を設置するということです。

山元町の齋藤俊夫町長は「災害への備えを進めている全国の皆さんの参考になるような震災遺構を目指し、整備を進めていきたい」と話していました。