原油価格上昇 中東情勢を懸念「米対応に注目」

原油価格上昇 中東情勢を懸念「米対応に注目」
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週明けの8日の東京原油市場では原油の先物価格が上昇しました。イランが核合意の義務の履行を停止する形でウランの濃縮度を引き上げると発表したことを受け中東情勢の悪化に対する懸念が高まったことなどが要因です。
週明けの8日の東京原油市場は原油の先物に買い注文が出て、取り引きの中心となることし12月ものは、先週末よりも一時、2%を超える値上がりとなりました。

その後は利益を確保するための売り注文も出て、きょうの終値は1キロリットル当たり4万620円と、先週末よりも1.7%余りの値上がりになりました。

これは、イランが7日、核合意の義務の履行を停止する形で、ウランの濃縮度を引き上げると発表したことから、このところ緊迫化している中東情勢がさらに悪化し、原油の供給が減るのではないかという見方が広がったためです。

加えて、先週末に発表されたアメリカの雇用統計の結果が市場の予想を上回ったことを受けアメリカ経済が堅調だとの見方が広がったことも原油の需要増加を見越した買い注文につながりました。

市場関係者は「イランに対しアメリカがさらなる経済制裁に踏み切れば原油の供給に悪影響が出るのではないかという投資家の警戒感が高まっている」と話しています。