バビロン遺跡が世界遺産登録 イラク戦争などで損傷 保護が課題

バビロン遺跡が世界遺産登録 イラク戦争などで損傷 保護が課題
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ユネスコの世界遺産委員会は、新たな世界遺産を決める会議で古代メソポタミア文明の中心都市だったイラクのバビロン遺跡を世界遺産として登録することを決めました。一方でイラク戦争などによる損傷が激しく、今後、遺跡をいかに守っていくかが大きな課題となります。
カスピ海沿岸のアゼルバイジャンで行われた新たな世界遺産を決めるユネスコ=国連教育科学文化機関の世界遺産委員会の会議では、7日までに大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」のほか、ミャンマーにある仏教遺跡のバガンなどについて世界遺産への登録を決めました。

古代メソポタミア文明の中心で城郭都市として栄えたイラクのバビロン遺跡も30年以上に及ぶ働きかけが実り、登録が認められました。

地元の人たちは当時の装飾を再現した「イシュタル門」に集まって、国旗を振るなどして喜びを分かち合いました。

ただ、バビロン遺跡はフセイン政権時代やイラク戦争中に激しい損傷を受け、その後も武装勢力の影響などで、遺跡の発掘調査や修復活動は思うように進んでいません。

イラク政府は、世界遺産への登録を追い風に発掘調査をさらに進め、地域の復興につなげたい考えですが、ユネスコは遺跡の状態について「著しくぜい弱だ」としていて、今後遺跡をいかに守っていくかが大きな課題となります。