「首脳会談がツイートから始まるとは…」日本外務省

「首脳会談がツイートから始まるとは…」日本外務省
外務省幹部はNHKの取材に、「事前にアメリカ側から連絡はなく、情報の確認に追われている。アメリカ大使館や国務省にも問い合わせているが、詳細は不明だ。トランプ大統領らしいやり方だが、今回の米朝対話が、北朝鮮の非核化や拉致問題の解決につながるものなら歓迎したい」と述べました。

「米朝プロセス再開ならよいこと」

別の外務省幹部はNHKの取材に、「2回目の米朝首脳会談以降、北朝鮮の外交は殻に閉じこもる傾向があったが、今回の面会を通じて米朝プロセスが再開することになればよいことだ」と期待感を示しました。

また「トランプ大統領がツイッターを投稿してから面会に向けた調整が始まったと聞いている。これだけ重要なトップ会談が、ツイートから始まるというのは、通常の外交では考えられず驚きだ」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣とキム委員長との首脳会談について「今回の面会で取り上げられるかどうかはわからないが、トランプ大統領は拉致問題についてしっかりと理解をしている」と述べました。

「まさにトランプ外交」

外務省幹部は午後5時すぎ、NHKの取材に、「まだ映像を見ただけで詳しい情報は入ってきていないが、まさにトランプ外交という感じだ」と述べ、引き続き情報収集に当たる考えを示しました。

外相 米国務長官と電話会談「今後の方針すり合わせた」

米朝首脳会談を受けて、河野外務大臣は30日夜、アメリカのポンペイオ国務長官と電話で会談しました。

このあと河野大臣は記者団に対し、「ポンペイオ長官からトランプ大統領とキム委員長の面会について詳細な説明をいただき、このあとの方針をすりあわせた。ハノイの会談のあとさまざまな事情でプロセスが止まっていたが、米朝プロセスを再開する大きなきっかけになったことを歓迎し、支持していきたい」と述べました。

また、安倍総理大臣が実現を目指す日朝首脳会談への影響について、「大きな後押しになる。非核化のプロセスが進むということは、北朝鮮に関するそれ以外のプロセスも進んでいくことにつながっていく」と述べました。そのうえで北朝鮮への制裁については、「アメリカの方針に何の変更もない。非核化が行われれば当然制裁は外れることになる。今後の方針について、日米で一致している」と述べました。

一方、記者団が、「拉致問題は会談で提起されたのか」と質問したのに対し、河野大臣は「会談の内容について今、日本側から申し上げるのは差し控えたい」と述べるにとどめました。