「イランには圧倒的な力で対抗」 トランプ大統領が投稿

「イランには圧倒的な力で対抗」 トランプ大統領が投稿
アメリカがイランの最高指導者、ハメネイ師に対する制裁を発表したことにイランが反発する中、トランプ大統領はツイッターに「イランによるアメリカへのいかなる攻撃に対しても強く、圧倒的な力で対抗する」と書き込み、軍事攻撃も辞さない構えを示し強くけん制しました。
トランプ大統領は24日、イランがアメリカ軍の無人偵察機を撃墜したことなどへの事実上の対抗措置として、イランの最高指導者ハメネイ師らを対象に制裁を科すと明らかにしました。

これに対し、イラン外務省の報道官は25日「外交の道を永久に閉ざすことだ」とする声明を出したほか、ロウハニ大統領は「常軌を逸しており、愚かな行為だ」と述べて強く非難し、対話を拒絶する姿勢を鮮明にしました。

こうした中、トランプ大統領は25日、ツイッターに「イランの、非常に無知で、侮辱的な発言は現実を理解していないことを示すものだ」と投稿し、批判しました。

そのうえで「イランによるアメリカへのいかなる攻撃に対しても強く、圧倒的な力で対抗する。場合によっては消滅を意味する」と述べ、イランの攻撃に対しては軍事攻撃も辞さない構えを示し強くけん制しました。

トランプ政権としてはイランに最大限、圧力を加えることでイランを対話のテーブルにつかせるねらいがありますが、イランは反発を強め、逆に緊張が高まる事態となっていて、対立が収まる見通しは立っていません。

米大統領「イランへの準備できている」

アメリカのトランプ大統領は25日、「イランによるアメリカへのいかなる攻撃に対しても強く、圧倒的な力で対抗する」などとツイッターに書き込みましたが、これについてホワイトハウスで記者団から問われたのに対し、「イランへのメッセージは準備ができたら、われわれに伝えるべきだということだ」と述べました。

そして「交渉についての準備か」と問われると「すべてについてだ。イランが何をしたいとしても私のほうは準備はできている」と述べ、イランの出方を注視する考えを示しました。

大規模なサイバー攻撃か

アメリカのCNNテレビは25日、アメリカ軍の無人偵察機が撃墜されたあとアメリカ軍がイランが支援する武装組織に大規模なサイバー攻撃を仕掛けたと伝えました。

標的となったのはシリアやイラク、それにイランにまたがって活動するイスラム教シーア派の武装組織でアメリカ政府によって2009年、外国テロ組織に指定されています。

CNNは当局者の話としてサイバー攻撃の目的は武装組織のネットワーク通信に打撃を与えるためだったと伝えていますが、攻撃が成功したかどうかは明らかになっていません。