認知症 行方不明者1万6900人 過去最多 警察庁

認知症 行方不明者1万6900人 過去最多 警察庁
認知症やその疑いがあり、去年、行方不明になった人は全国で延べおよそ1万6900人と、これまでで最も多くなったことが警察庁のまとめで分かりました。
警察庁によりますと、認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になったとして、去年警察に届け出があった人は延べ1万6927人で前の年より1064人増えました。

6年連続で1万人を超え、これまで最も多かったおととしを上回って、統計を取り始めた平成24年以降で最も多くなっています。

都道府県別では、大阪が最も多く2117人、次いで埼玉の1782人、兵庫の1585人などとなっています。

99%の人は、去年のうちに所在が確認されましたが、197人は行方が分からないままでした。

一方、認知症やその疑いがある人で過去に行方不明の届けが出され、去年死亡が確認された人は全国で508人でした。

警察は、認知症の人の行動の特徴などを学ぶ専門の講座を警察官に受講させたり自治体から提供された認知症の人の顔写真などの情報をデータベース化したりして行方不明者の早期発見に向けた取り組みを強化しています。

国家公安委員長「日頃から気にかけ見守りを」

山本国家公安委員長は、20日の記者会見で、高齢化が進み認知症の行方不明者は今後も増加が見込まれるとしたうえで、「地域の方々が日頃から気にかけ見守っていくことも大切だ。今後もご家族や関係機関と連携して、発見や保護を適切に行うよう警察を指導していく」と述べました。