実刑判決の男逃走 乗り捨てられた車発見 神奈川 厚木

実刑判決の男逃走 乗り捨てられた車発見 神奈川 厚木
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19日、神奈川県で、実刑判決が確定した男が刃物を持って逃走した事件で、男が乗っていた車が7キロ余り離れた神奈川県厚木市内で見つかったことが警察への取材でわかりました。警察は車を乗り捨てて逃走したとみて厚木市内を中心に行方を捜査しています。
19日午後1時半ごろ、神奈川県愛川町田代にある、実刑判決が確定した小林誠受刑者(43)の自宅を検察庁の職員4人と警察官2人が訪れ収容しようとしたところ、突然、刃物を持ち出して抵抗し、車で逃走しました。

警察によりますと、小林受刑者が乗った車は、19日午後6時ごろに東名高速道路の大和トンネル付近を西に向かったあと行方がわからなくなりましたが、20日午前0時前、自宅から7キロ余り離れた厚木市三田のアパートの敷地内に止めてあるのを警察官が見つけたということです。

警察は車を乗り捨てて逃走したとみて厚木市内を中心に行方を捜査するとともに、付近に男が潜伏している可能性もあるとして、周辺の住民に注意を呼びかけるほか、小学校の通学路に警察官を立たせて警戒することにしています。

車発見場所は住宅街 近くに学校も

車が見つかったのは周辺には畑などがある住宅街で、近くには小学校や中学校があります。

小中学校45校 登校見合わせ

厚木市と愛川町の教育委員会によりますと、児童や生徒の安全が確保できないおそれがあるとして2つの市と町にある公立の小中学校合わせて45校すべてで、朝の登校を見合わせて自宅待機にしたということです。

今後の登校は状況を見ながら判断するとしています。

小林受刑者 書面などの出頭に応じず

小林誠受刑者(43)は、おととし神奈川県内のホームセンターに侵入して盗みを繰り返したなどとして、建造物侵入や窃盗、傷害、それに覚醒剤取締法違反の罪に問われました。

1審の横浜地方裁判所小田原支部で去年9月に懲役3年8か月の実刑判決を言い渡されましたが、小林受刑者は控訴しました。

2審の東京高等裁判所が控訴を棄却して、ことし2月に1審の懲役3年8か月の実刑判決が確定しましたが、小林受刑者は2審の判決が出る前に保釈されていて、検察は書面などで出頭を命じましたが小林受刑者は応じませんでした。

また、収容するために数回、職員が自宅を訪れたものの、接触できなかったということです。

神奈川県知事「二重の失態に強い憤り」

神奈川県の黒岩知事は「横浜地検が保釈中の男を収容しようとした際、取り逃がすというありえない事態が発生し、さらにその情報が地元に対し速やかに連絡されず、二重の失態に強い憤りを感じています。地元の皆さんに不安を与え、知事として深くおわび申し上げます」とコメントしています。