詐欺メールに注意を 東京五輪チケット抽せん結果発表で

詐欺メールに注意を 東京五輪チケット抽せん結果発表で
東京オリンピックの観戦チケットの抽せん結果が、20日発表されました。これに合わせて結果の発表を装って個人情報や金銭を盗もうとする詐欺メールが出回るおそれがあり、警視庁などが注意を呼びかけています。
東京オリンピックの観戦チケットは先月29日に抽せんの申し込みが締め切られ、20日に結果が発表されました。

大会の組織委員会は申し込んだ人には抽せん結果をメールで直接通知することにしていて、支払い方法などの詳細は公式のチケット販売サイトで確認してほしいとしています。

一方で組織委員会や警視庁は、抽せん結果の発表を装って個人情報を盗む詐欺サイトに誘導したり金銭をだまし取ったりするうそのメールなどが出回るおそれがある、として注意を呼びかけています。

このため組織委員会は結果を知らせるメールには特定のサイトに誘導するURLや振込先の口座などは記載しないことにしていて、「当選結果は以下のURLをクリック」「以下の口座にお金を支払って」などと書かれていた場合はうそのメールだとしています。

組織委員会は「チケットの当落については必ず公式チケット販売サイトにログインして確認するようお願いします。当落通知のメールにどこかのサイトへ誘導するURLが貼ってある場合はフィッシング詐欺などのおそれがある。詐欺被害にあわないよう注意してほしい」とコメントしています。

「詐欺」「ウイルス感染」おそれも

これまでの調査では「tokyo2020」や「Olympic」などの文字列が含まれた「ドメイン」は950件以上取得されていることが分かっていて、大会の公式な組織や団体とは無関係な第三者が取得したものも多く含まれています。

「ドメイン」はインターネット上の住所にあたるもので、サイトのURLやメールアドレスなどにも同じ文字列が盛り込まれます。

早稲田大学の森達哉教授によりますと、こうしたドメインは旅行代理店などが大会に関連したサービスで利用しているケースがある一方で、公式サイトをよそおって個人情報を盗む詐欺サイトやウイルス感染をねらったサイトに悪用されていたケースも確認されたということです。

東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会が公式に使用しているドメインは「tokyo2020.org」だけですが、取得されているドメインの中には「2020」の「0」がアルファベットの「O」になっていたり、「tokyo」の「o」の上に「-」がついていたりするなど、紛らわしい表記のものがあるということです。