タンカー攻撃 米「イラン関与の証拠示す」 異論も

タンカー攻撃 米「イラン関与の証拠示す」 異論も
中東のホルムズ海峡付近で2隻のタンカーが攻撃を受けた事件について、アメリカのポンペイオ国務長官は、イランの関与を示すほかの証拠も公開するとして、各国がアメリカの主張に同調することに自信を示す一方、ロシアの報道官は確かな証拠が示されないかぎり、特定の国を非難することはできないという見方を示しました。
今回の事件について、アメリカは、事件の証拠とする映像を公開するなどして、イランが関与したと主張しているのに対し、イランは関与を全面的に否定しています。

こうした中、ポンペイオ国務長官は16日、アメリカのテレビ番組「FOX NEWS SUNDAY」に出演し「何が起きたかは間違えようがない。イランが明らかな意図を持って民間の船舶を攻撃した」と述べたうえで、公開した映像のほかにも多くのデータや証拠があるとして、それらを近く公開する考えを示しました。

そのうえで「ほかの国もイランの脅威を理解すると確信している」と述べ、各国がアメリカの主張に同調することに自信を示しました。

また、中東地域を管轄するアメリカ中央軍は16日、タンカーのうちの1隻「コクカ・カレイジャス」が攻撃を受けた直後、上空にいたアメリカ軍の無人機が、イランの地対空ミサイルの攻撃を受けたとする声明を出し、「イランが監視を邪魔しようとした」と非難しました。

一方で、ロシア大統領府のペスコフ報道官は国営のロシアテレビが16日、放送した番組の中で、「今回の事件は、世界経済の基盤を揺るがしかねない。根拠のない非難は誰も受け入れないだろう」と述べ、確かな証拠が示されないかぎり、特定の国を非難することはできないという見方を示しました。