タンカー運航の国華産業社長「砲弾による攻撃を受けた」

タンカー運航の国華産業社長「砲弾による攻撃を受けた」
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攻撃されたタンカーを運航する東京 千代田区の国華産業の堅田豊社長は、13日午後5時半ごろから記者会見しました。
それによりますと、日本時間の13日正午前後にホルムズ海峡からアジアに向けて航行しているタンカーから、砲弾による攻撃を受けたという1報が入ったということです。

周辺にはほかにも砲弾が発射された船があったようで、タンカーの乗組員がその様子を見ながら攻撃を回避しようとしたものの、3時間後に再び攻撃を受けたため、乗組員はこれ以上、船にとどまることは非常に危険だと判断して救命ボートで避難したということです。

また、国華産業の担当者は船が攻撃を受けた時の状況について「1発目の砲弾を船体左側の後部に受けた。エンジンルームから出火したため二酸化炭素を注入して消火した。さらに、2発目を船体の左側の中央付近に受けたたため、船長が船から離れる決断をした」と説明しました。

乗組員はすべてフィリピン人で、けが人は確認されておらず、オランダからUAE=アラブ首長国連邦に向かう船に救助され、順調にいけば日本時間の13日午後11時ごろ、UAEの港に到着するとみられるということです。

タンカーにはおよそ2万5000トンの可燃性のメタノールが積載されており、火花が飛ぶと火が出る可能性がありますが、これまでのところ出火の情報はないということです。

タンカーは今月10日の午前10時半にサウジアラビアを出港してシンガポールやタイに向かう計画で、シンガポールには今月22日に到着する予定だったということです。

国華産業の堅田社長は「乗組員とは携帯電話で交信しており、全員無事だということで安心しています」と述べたうえで、当時の状況を引き続き確認していることを説明していました。