イラン「緊張の原因はアメリカが仕掛ける経済戦争」

イラン「緊張の原因はアメリカが仕掛ける経済戦争」
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安倍総理大臣と会談したイランのロウハニ大統領は、共同記者発表で、「緊張の原因はアメリカが仕掛けている経済戦争で、これをやめれば前向きな進展が訪れる」と述べ緊張の緩和にはアメリカ側が制裁の解除などの対応をとる必要があるとの立場を強調しました。
イランのロウハニ大統領は、12日、首都テヘランを訪れている安倍総理大臣との首脳会談の後、共同記者発表に臨みました。

この中でロウハニ大統領は、日本側からイラン国内の港湾施設への投資やイラン産原油の輸入に関心が示されたとして「両国の関係のさらなる発展につながることを望む」と述べました。

また、アメリカとの対立によって地域の緊張が高まっていることについては、「緊張の根本的な原因はアメリカがイラン国民に仕掛けた経済戦争にある。この経済戦争をやめれば、地域と世界に前向きな進展が訪れるだろう」と述べ、緊張の緩和にはアメリカ側が制裁の解除などの対応をとる必要があるとの立場を強調しました。

そのうえで「われわれは、相手がアメリカだろうがいかなる戦争も始める側にはならないが、もし仕掛けられた場合には、断固たる措置をとる」と述べ、アメリカをけん制しました。

一方で、ロウハニ大統領は「日本側から核合意の支持が表明されたことに感謝する。イランとしても核合意の維持を望んでいることを伝えた」と述べて、核合意を維持する考えを強調しました。

ロウハニ大統領は、アメリカが、この日もイランに対する新たな制裁を発表するなど圧力を強める姿勢を崩さない中、記者発表では、アメリカとの対話については一切、言及せず、緊張緩和に向けた道筋は見えないままです。