ロシア 汚職調査の記者一時逮捕 真相解明デモ 400人以上拘束

ロシア 汚職調査の記者一時逮捕 真相解明デモ 400人以上拘束
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ロシアで当局の汚職を調査していたジャーナリストが、薬物の所持などの疑いで一時、警察に逮捕された事件を受けて、首都モスクワでは真相解明を求めるデモが起き、治安当局によってデモの参加者ら400人以上が拘束されました。
ロシアのネットメディアで、当局の汚職問題に関する調査報道を行っていたイワン・ゴルノフ記者(36)が今月6日、モスクワで薬物の所持などの疑いで警察に逮捕され、無実を訴えていた事件では、「政府による言論弾圧だ」とする世論が高まり、当局は11日、ゴルノフ記者を証拠不十分で釈放しました。

こうした中、首都モスクワでは12日、市民や野党支持者などおよそ1200人が事件の真相解明を求めるデモを開きました。

しかし、治安当局はデモは「許可が出ていない」として解散を命じ、従わなかった参加者を次々と拘束しました。

この中には、プーチン政権に批判的な野党勢力の指導者で人気ブロガーのナワリヌイ氏も含まれていて、抵抗したものの、最後は警察車両で連行されました。

独立系の人権団体によりますと、これまでに400人以上が拘束されたということです。

ロシアでは、6月12日は「ロシアの日」と呼ばれる国の独立を祝う祝日で、プーチン大統領はクレムリンで政府の行事に参加しましたが、ゴルノフ記者の事件やデモについて沈黙しており、政権批判がさらに強まる可能性もあります。