フィリピン独立記念日 中国大使館前で南シナ海進出に抗議

フィリピン独立記念日 中国大使館前で南シナ海進出に抗議
フィリピンの独立記念日の12日、首都マニラにある中国大使館の前では中国の南シナ海への進出に反対するデモが行われ、大勢の市民が抗議の声を上げました。
12日、マニラでは、学生団体や漁業者で作るグループなどの呼びかけで、中国の南シナ海への進出に反対するデモが行われ、中国大使館が入るビルの前にはおよそ500人が集まりました。

集まった人たちは横断幕やフィリピンの国旗を掲げながら、およそ1時間にわたって「中国は南シナ海から出て行け」とか「中国は帝国主義国家だ」などと声を上げていました。

南シナ海では中国が人工島を造成し軍事拠点化を進めているほか、最近でも、フィリピンが領有権を主張している岩礁や島の周辺で艦船を航行させたり、中国漁船がさんごの乱獲を進めたりしているとされています。

ドゥテルテ大統領は中国からの経済支援を目的に南シナ海の領有権問題を事実上、棚上げにする姿勢を示していますが、去年、フィリピンで行われた世論調査では中国の海洋進出に対する政府の姿勢に反対すると答えた人の割合は84%に上っていて、国民の間で反発が広がっています。

デモに参加した50歳の男性は「フィリピンの権利だけでなく国際法も無視した中国の南シナ海への進出には怒りを覚える。中国が南シナ海から出て行くよう声を上げ続けたい」と話していました。