米の北朝鮮支援団体「結核まん延 人道支援の継続重要」

米の北朝鮮支援団体「結核まん延 人道支援の継続重要」
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北朝鮮で今月まで医療支援に当たっていたアメリカの団体がインタビューに応じ、北朝鮮内では劣悪な衛生環境で結核などがまん延していると指摘しました。アメリカ政府はことしから人道支援目的の活動を認めており、団体では継続した支援の重要性を訴えています。
インタビューに応じたのは、アメリカを拠点に北朝鮮への医薬品の供給や医療拠点の整備を支援している「クリスチャン・フレンズ・オブ・コリア」のハイディ・リントン事務局長です。

この団体は先月はじめから今月7日までのおよそ1か月間、北朝鮮に入り、首都ピョンヤンをはじめ地方部で医療支援の活動に当たりました。

北朝鮮内の現状についてリントン氏は「北朝鮮では薬剤に耐性を持った結核菌がまん延している。多くの場合、患者から家族全員に感染し、悲劇的な問題だ」と述べて、劣悪な衛生環境で結核や肝炎がまん延していると指摘しました。

そのうえで「正確に診断し、正しく治療する方法を知る医師たちが不足している」と述べ、専門知識を持った医師の育成が必要だという考えを示しました。

また北朝鮮での人道支援活動について「支援団体にとってはまだ極めて難しい環境だが、人道支援は制裁決議の対象ではなく、アメリカ政府がこれを理解したことで支援活動を継続できる」と述べ、トランプ政権がことしに入って北朝鮮への人道支援目的の入国や医療物資の搬入を認めたことを評価しました。

そのうえで「現地に入って実際に動かなければ、北朝鮮の状況は改善しない。北朝鮮に援助を送っても、それが現地に到着し配布され、正しく使われていることを確認できなければ意味がなく無責任だ。国際社会にはそれを理解してもらい、責任のある支援の後押しをしてもらいたい」と述べて、継続した支援の重要性を訴えました。