ベテランパイロットがなぜ? NY 事故のヘリは無許可飛行

ベテランパイロットがなぜ? NY 事故のヘリは無許可飛行
アメリカ・ニューヨーク中心部の高層ビルの屋上にヘリコプターが衝突してパイロットが死亡した事故で、現場はトランプタワーに近く、飛行が厳しく制限されている空域にもかかわらず、ヘリコプターは許可を得ないまま飛行していました。警察やNTSB=国家運輸安全委員会は、パイロットが無許可で飛行した経緯などを詳しく調べています。
ニューヨーク中心部のマンハッタンで、10日午後1時40分すぎ、日本時間の11日午前2時40分すぎ、高さおよそ230メートルの高層ビルの屋上にヘリコプターが衝突し、1人で乗っていたパイロットの男性が死亡しました。
ビルの中にいた人などは避難し、けがをした人はいませんでした。

ニューヨーク市や警察によりますと、テロをうかがわせる証拠はなく、パイロットの操縦ミスによる事故という見方を示しています。

事故現場の上空は、トランプ大統領の自宅があるトランプタワーに近いことから飛行が厳しく制限された空域で、特別な許可が必要ですが、ヘリコプターは航空当局の許可を得ていなかったということです。

ヘリコプターは午後1時32分に現場からおよそ3キロ離れたヘリポートを離陸し、11分後にビルの屋上に衝突したということです。
また、ABCテレビは、死亡したパイロットの男性は操縦歴が長く、操縦技術を教える公認のインストラクターも務めていたと伝えています。

当時は大雨で視界が悪かったということで、警察やNTSB=国家運輸安全委員会は、パイロットが悪天候の中、なぜ無許可で飛行したのかなど、事故に至った経緯を詳しく調べています。

トランプ大統領「大変な惨事」

事故を受けて、アメリカのトランプ大統領はワシントンで記者団に、「大変な惨事だ。連邦政府と地元当局が緊密に連携して事故の経緯や原因を調べている。近く報告を受けるだろう」と話しました。