日米首脳会談 首相「日米同盟の絆 内外に示す」

日米首脳会談 首相「日米同盟の絆 内外に示す」
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安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領の11回目となる日米首脳会談は、午前11時すぎ始まりました。会談の冒頭、安倍総理大臣が「令和の時代に入っても日米の同盟の絆が強固であることを鮮明に内外に示すものとしたい」と述べたのに対し、トランプ大統領は、日米の新たな貿易交渉について、「おそらく8月によい内容を発表できると思っている」と応じました。また緊迫するイラン情勢に関して、「誰も恐ろしいことが起こるのを見たいとは思っていない」と述べ、日本政府の仲介に期待を示しました。
日本を訪れているアメリカのトランプ大統領は27日午前、皇居を訪れて、即位された天皇陛下と外国首脳として初めて会見したあと東京 港区元赤坂の迎賓館に入りました。そして午前11時すぎから、安倍総理大臣との11回目となる日米首脳会談に臨んでいます。

会談の冒頭で、安倍総理大臣は「会談では、北朝鮮問題を初めとする国際社会が直面するさまざまな課題や日米経済、G20サミットの成功に向けてしっかりと調整を図り、突っ込んだ議論を行いたい」と述べました。そのうえで「今回の大統領ご夫妻の日本訪問を、令和時代の幕開けにふさわしいものとしていきたい。そして令和の時代に入っても日米の同盟の絆が強固であることを鮮明に内外に示すものとしたい」と述べました。

これに対し、トランプ大統領は「日本との関係はこれまでになく非常にすばらしいものだと思っている。日本との関係はこれまでで最高です」と述べました。そして「貿易について、すばらしい話しをしたいと思っているし、軍事についても話しをする。北朝鮮についても話しあった」と述べたうえで、日米の新たな貿易交渉について、「おそらく8月によい内容を発表できると思っている」と述べました。

またイラン情勢に関して、「日本はイランと非常に良好な関係を持っていることは知っており、総理はその点についてすでに私に話をしてくれた。イランも話をしたがっていると思うし、私たちも話したい。どうなるか見極めたい。今後どうなるのか見ていきたい。誰も恐ろしいことが起こるのを見たいとは思っていない」と述べ、日本政府の仲介に期待を示しました。

首脳会談ははじめに通訳のみ交えた2人だけのものから始まり、その後、同席者を限定した少人数会合、さらに昼食をとりながら意見を交わす「ワーキングランチ」という順に行われる予定です。

首脳会談で安倍総理大臣は米朝の非核化協議がこう着状態となる中で、北朝鮮が今月、短距離の弾道ミサイルを発射したことを踏まえ、今後の対応を協議し、緊密な連携を確認したうえで、拉致問題の解決に向け、全面的な協力を要請する見通しです。

また来月のG20サミットの成功に向けた連携や、緊張が高まるイラン情勢、それに中国やロシアへの対応をめぐっても意見が交わされるものと見られます。

首脳会談のあと両首脳は北朝鮮による拉致被害者の家族と面会し、つづいて、そろって記者会見を行い、会談の成果について発表することにしています。