南ア ラマポーザ大統領が就任 格差や失業改善できるか

南ア ラマポーザ大統領が就任 格差や失業改善できるか
南アフリカで、今月上旬の総選挙を受けて続投が決まったラマポーザ大統領は、就任式で、格差や失業の問題に取り組むと強調し、人々の不満に応えながら経済を成長軌道に乗せることができるかが問われることになります。
南アフリカでは、今月8日に行われた議会選挙で、与党ANC=アフリカ民族会議が過半数の議席を維持し、現職のラマポーザ氏が再び大統領に選出されました。

ラマポーザ氏は、66歳。若い頃から少数の白人が大多数の黒人を支配するアパルトヘイト=人種隔離政策の撤廃を求める解放運動に参加し、去年、前のズマ大統領が汚職疑惑で辞職したことを受けて副大統領から大統領になりました。

25日、首都プレトリアの競技場で行われた就任式で、ラマポーザ大統領は「富と機会の格差がこれ以上続くわけにはいかない」と述べ、深刻な経済格差の是正や失業問題に取り組む考えを強調しました。

また、ANCの幹部が関わる汚職疑惑が相次いで明らかになるなか、「いくつかの政府機関が機能せず、公金がきちんと使われていないことを国民は見てきた」と述べ、汚職体質の一掃を呼びかけました。

南アフリカは、アパルトヘイトの撤廃後、外国からの投資や資源価格の上昇に支えられて経済成長し、新興国として注目されてきましたが、最近は伸び悩んでいて、ラマポーザ大統領の下で、再び、成長軌道に乗せることができるかが問われることになります。