サーフィン 五十嵐 世界最高峰の大会で日本選手初優勝

サーフィン 五十嵐 世界最高峰の大会で日本選手初優勝
東京オリンピックの新競技、サーフィンの世界最高峰の大会「チャンピオンシップツアー」で25日、21歳の五十嵐カノア選手が日本選手として初めての優勝を果たしました。
五十嵐カノア選手は、サーフィンのトップ選手が世界各地で年間11戦を争う「チャンピオンシップツアー」に日本選手として唯一、参戦していて、このツアーのランキングが10位以内の選手に来年の東京オリンピックの出場権が与えられます。

インドネシアのバリ島で25日、行われた第3戦の決勝で、五十嵐選手はフランスのジェレミー・フローレス選手と対戦しました。

サーフィンは選手が波に乗るごとに技の難易度や斬新さなどが10点満点で採点され、得点の高い2本の合計で順位が決まります。

五十嵐選手は前半のうちに波をとらえ、波の上を横滑りする「フローター」やダイナミックなターンなどを決めて、9.10の高得点を出し、大きくリードします。

フローレス選手も後半、8.93を出して追い上げますが2本の合計で15.10となった五十嵐選手がフローレス選手を0.47上回り、初優勝を果たしました。チャンピオンシップツアーで日本選手が優勝したのは初めてです。

この結果、五十嵐選手のランキングは10位から2位に上がり、東京オリンピックの出場権獲得に大きく近づきました。

五十嵐「これ以上ない最高の日」

優勝した五十嵐カノア選手は、「これまで勝つ確率が低くても諦めずに一生懸命練習してきた。こうして結果にあらわれてくれて、これ以上、最高の日はない。この優勝は自分にとって大きな意味を持つし、ことばには表せないくらい信じられないことだ」と話していました。

3歳から始めたサーフィン 去年は数々の功績

五十嵐カノア選手は、日本人の両親のもとアメリカ・カリフォルニア州で生まれ育った21歳です。

3歳からサーフィンを始め、アメリカのジュニアの大会で優勝を重ねるなど力をつけ、18歳のときから世界のトップ選手32人が出場する最高峰の大会「チャンピオンシップツアー」に参戦しています。

スピードと力強さを兼ね備えた華麗なサーフィンが持ち味で、去年8月には世界最大規模の大会とされる全米オープンで2連覇を果たしました。

五十嵐選手は、日本とアメリカの両方の国籍を持っていますが、国際サーフィン連盟の手続きを経て去年から日本代表として大会に出場し、来年の東京オリンピックを目指していて去年、愛知県で開かれた世界選手権では日本選手として初めて銀メダルを獲得していました。