欧州議会選挙 投票始まる EUに懐疑的な勢力が議席増やすか

欧州議会選挙 投票始まる EUに懐疑的な勢力が議席増やすか
EU=ヨーロッパ連合の加盟国から議員を選ぶヨーロッパ議会選挙の投票が、一部の加盟国で始まりました。選挙の結果はEUの今後の重要政策を左右するだけに、支持を伸ばしているEUに懐疑的な勢力がどこまで議席を増やすかが焦点です。
ヨーロッパ議会選挙の投票は23日、イギリスとオランダで始まり、26日まで加盟国ごとに行われます。

選挙は5年に1度行われ、28の加盟国から合わせて751人の議員が選ばれます。

ヨーロッパ議会は現在、EUの統合を支持する政党でつくる中道の2つの会派が過半数の議席を占めていますが、大手メディア「ポリティコ」の最新の予測によりますと、今回は315議席と、過半数に届かない見通しです。

これに対し、イタリアの右派やフランスの極右政党など、国の主権の回復などを目指すEUに懐疑的な勢力は支持を伸ばしていて、合わせて252議席と、全議席の3分の1を獲得する勢いです。

こうした勢力がEUの政策決定に大きな役割を担う議会で勢力を伸ばせば、貿易や移民・難民をめぐる重要な政策などが停滞する可能性があります。

一方、EUから離脱する手続きが終えられず、選挙に参加することになったイギリスでは、離脱の意思を改めて有権者に問う選挙となっています。

強硬な離脱を掲げ、急速に支持を広げている「離脱党」が多くの議席を獲得すれば、EUに懐疑的な勢力には追い風となり、イギリスの投票結果も大きな焦点です。