トランプ大統領来日で過去最大規模の警備へ

トランプ大統領来日で過去最大規模の警備へ
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アメリカのトランプ大統領が国賓として来日するのにあたり、警視庁などは、アメリカ大統領の来日としては過去最大規模となる2万5000人を動員し、警備にあたる方針を決めました。大統領は天皇皇后両陛下との会見に臨むほか、総理大臣と大相撲を観戦する予定で、警視庁はすでに都内での警戒警備や車両の検問を強化しています。
トランプ大統領は25日に国賓として来日し、天皇皇后両陛下との会見や日米首脳会談に臨むなど、3泊4日の日程で滞在します。

来日にあたって、警視庁や神奈川・千葉県警は、最大で合わせて2万5000人を動員し、24時間態勢で警備にあたる方針を決めました。アメリカ大統領の来日としては過去最大規模となります。

警視庁は、皇居や大使館など都内の重要施設で厳重な警備にあたり、テロが起きた際に銃器で対応する部隊を配備するほか、不審なドローンの警戒にあたる専門部隊を配置し、飛行を妨害する「ジャミング装置」などの機材を活用することにしています。

大相撲夏場所の千秋楽を観戦する国技館でも、警備上の対策が求められています。

トランプ大統領は安倍総理大臣とともに、土俵に近いマス席で観戦する予定ですが、それぞれの夫人の席も含め1人掛けのいすを4つ並べる方向で検討が進められているということです。

国技館はすり鉢状になっていて、四方だけでなく上からの警戒も必要となります。

横綱が負けた際などは座布団が飛び交う可能性もあり、直近には警護を行うSPを配置するほか、一部の席の購入者には身元確認を求めたり、金属探知機でセキュリティーチェックを行ったりする方針です。

駅や空港の警戒を強化

警視庁は、大勢の人たちが集まる、いわゆる「ソフトターゲット」と呼ばれる場所でパトロールを行うなどして警戒を強化しています。

このうち秋葉原駅では、警察官が爆発物の臭いを探る警備犬を連れて、駅構内にあるコインロッカーや自動販売機の周辺に不審物が置かれていないか確認して回りました。

また、羽田空港の国際線ターミナルでは、空港テロ対処部隊の隊員らがゴミ箱の中に不審物がないか見て回ったほか、展望デッキでは双眼鏡を使って上空に不審なドローンなどが飛んでいないか警戒にあたっていました。

警視庁の重久真毅警備1課長は「トランプ大統領夫妻を令和最初の国賓として迎えるにあたり、警視庁では最大級の警備を実施していきます。車両の検索や交通規制など、さまざまな対策を行いますが、都民・国民の皆様にはご協力をいただきたい」と話しています。

大相撲 「貴賓席」ではなく「マス席」で

大相撲夏場所が行われている東京の両国にある国技館では、これまで海外の数々の要人が観戦しました。

このうち、昭和61年5月に行われた夏場所の初日には、イギリスのチャールズ皇太子夫妻が観戦しました。

この際は、国技館の「正面2階」に設けられている「貴賓席」が使われました。

貴賓席は、天皇皇后両陛下が観戦される際に使用するもので、一般の座席とは区切られていて観客も立ち入ることができず、厳重な警備が可能だということです。

一方で、今月26日の夏場所千秋楽に国技館を訪れるアメリカのトランプ大統領と安倍総理大臣は、この「貴賓席」では観戦しないということで、これまでにないレベルでの警備態勢などさまざまな対応が求められることになります。